感謝の涙

執念ではじまった恋

神に誓った結婚

恋の終わりと同時におとずれた離婚

涙が出てくる

嬉しいではないし

かと言って悲しいでも

悔しいでもない

寂しいでもない

なぜなら素直を貫いた自然な別れだから

そう考えると

思い出への憧憬

幸せへの憧憬

その憧憬への感謝の涙なんだと思う

まるで家族や友人と別れ
旅立つひとりの少年のように

安定という約束された生から離れることで死が直面してくる

死が直面することで
今まで守られて来たんだなと
実感する

死への不安から遠ざかれていた、
そのことへの感謝の涙。

2人は1つで、今も1つなんだけど、
また新しいピースを探してる。

ありがとう。